48試合連続稼働率100%! デミチェリス率いる名門リーベル・プレート、2023年のHG平均観客動員数で世界一

[写真:Getty Images]

南米随一の名門リーベル・プレートが2023年、脅威の観客動員数をキープし続けた。

マルティン・デミチェリス監督率いるリーベル。彼らはアルゼンチン1部を制すこと38回、南米王者も4回を誇る、まさに南米随一の名門であり、“スーペル・クラシコ”と称される宿敵ボカ・ジュニアーズとのダービーマッチは、首都ブエノスアイレスを二分する国家的関心事となる。

2023シーズンは南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスでラウンド16敗退を喫するも、アルゼンチン1部を2年ぶりに制覇。その一方、先日アルゼンチン1部各クラブのホームゲーム平均観客動員数(公式戦全体)が発表され、2023年のリーベルは世界で最もホームゲームの平均観客動員数が多いクラブであったことが判明したという。

アルゼンチン『Ole』によると、リーベルは2022シーズン途中から2023シーズン終了まで、本拠地“エル・モヌメンタル”での公式戦においてホームゲーム48試合連続で稼働率100%。収容人数8万4567人に対し、48試合とも8万4567人の観客動員を記録したとのことだ。

欧州で観客動員数が多いクラブと言えば、レアル・マドリーにバルセロナ、またドルトムントが浮かぶファンも多いはずだが、ご存知の通りスペインの両雄はどちらも2023年中に本拠地改修工事(※1)が。また、ドルトムントの2023年の平均観客動員数は8万1312人だったという。

(※1)マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウの一部観客席に防水シートを貼った状態で利用することなどがあったため動員数が例年より減少。バルセロナは収容人数5万5926人のエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスをホームゲームで代替利用中

リーベルは他にもマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、ミラン、インテル、ベンフィカ、シャルケなどに対しても、本拠地“エル・モヌメンタル”の収容能力そのもので勝利。見事、2023年に最もホームゲームの平均観客動員数が多いクラブに輝いた。

ちなみにリーベルは9日、女子チームに日本人FW江頭一花(21)が加入すると発表。江頭はアルゼンチン女子リーグ史上初の日本人プロ選手であり、リーベルの公式戦で出場すれば、男女を通じて初めてリーベルでプレーした日本人選手ということになる。

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