能登半島地震の被災者を支援 日赤岡山県支部の救護班が帰着 医師「継続していくことが大事」

能登半島地震の被災者支援を行った日本赤十字社岡山県支部の救護班が岡山市に戻り、活動を報告しました。

岡山市の岡山赤十字病院で活動を報告したのは、10日までの4日間、石川県輪島市で被災者支援を行った救護班の医師や看護師ら10人です。

救護班は、約300人が避難生活をしている輪島市の大屋小学校に救護所を設置しました。近くの公民館に避難する被災者も含めて1日に40人ほどを診療したということです。

救護班の医師らは、小学校の避難所が土足であり、呼吸器系の病気にかかることが懸念されることや、水がないため、手洗いやトイレなど、衛生面の設備が不十分であることなどを報告しました。

(救護班の班長を務めた 岡山赤十字病院/杭瀬崇 医師)
「避難されている方が日常に戻るにはかなり長い時間がかかると思うので、これを継続していくことが大事なんだと思います」

日本赤十字社岡山県支部では今後、19日から23日まで、石川県七尾市に救護班を派遣します。

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