全国高専ラグビー大会 奈良高専が2大会ぶり6回目の優勝!

ラグビーの全国高専大会が9日まで神戸市内で開かれ、近畿代表の奈良高専が2大会ぶり6回目の優勝を果たしました。

今大会、決勝まで無失点で勝ち上がってきた奈良高専。シーズンを通し練習には歴代のキャプテンやOBも参加しチームの成長を心身ともに支えてきました。多くの人たちに支えられて迎えた決勝。相手は前回大会、わずか1点差で敗れた強力フォワードの仙台高専・名取です。

序盤、緊張からミスが出た奈良高専。前半9分、ペナルティゴールで3点を先制されます。しかしボールの争奪戦で上回る奈良高専が次第にペースをつかみ前半14分、キャプテン甲元のパワフルな突進。最後はプロップ・宮川が飛び込み逆転のトライ。その後も2本のトライで前半を19対3で折り返します。

後半は反則で一進一退が続きますが、後半18分、流れを引き寄せたのは再びキャプテン・甲元。去年の悔しさから1年間、この日のためにフィジカル、スピードを鍛えぬいてきた奈良高専。この後も3本のトライを奪い、ついにその時がやってきました。

奈良高専は45対3の圧勝で2大会ぶり6回目の全国制覇。今大会、対戦相手をノートライに抑えたディフェンスと畳みかける攻撃力が光りました。

奈良高専・淺草 颯矢 副将

「去年は悔し涙を流したので、意地でも止めてやろうという気持ちと、意地でも絶対トライを取り切って優勝するという強い気持ちできました。」

奈良高専・甲元 陸羽 主将

「めちゃくちゃうれしいです。自分の中では、特に兄が2歳上にいて(主将をしていたので)、キャプテンとしてだったり、色々なサポートをしてもらったので、それが結構励みになったというか、自分がキャプテンとして思い切りできたかなと思います。」

「せーの 一番!」

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