保管温度を誤ったコロナワクチン、341人に接種 健康被害の報告なし

栗東市役所

 滋賀県栗東市は11日、市内の1医療機関が、保管温度を誤った新型コロナウイルスワクチンを市民ら341人に接種したと発表した。今までのところ健康被害の報告はないという。

 市によると、2022年10月25日以降、米ファイザー製のワクチンは2~8度で保管するよう市が依頼していたが、保管方法を変更せず、昨年12月22日までの約1年2カ月の間、冷凍庫で保管し解凍して使用し続けていたという。市は市内22の個別接種実施医療機関に対し、適正なワクチン保管方法について注意喚起するとしている。

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