「義援金の集金に伺います」 被災地支援名目で不審な電話 茨城県警、注意呼びかけ

茨城県内で義援金名目の不審な電話がかかってきている(イメージ)

茨城県内で10、11の両日、能登半島地震の被災地に対する義援金を募る名目で不審な電話がかかっていることが分かった。これまでに常総市とつくばみらい市で数件確認されており、両市と県警が注意を呼びかけている。

常総市によると、10日午後2時ごろ、市職員をかたって「能登半島地震の支援物資を送るので、洋服を準備してもらえれば家まで取りに伺います」「義援金の集金に伺います」などと不審な電話があったとの情報が市民2人から寄せられた。

同市は市庁舎などに義援金の募金箱を設置したが、市職員が電話や訪問で義援金や支援物資の提供を市民に求めることはないとしており、防災無線や市ホームページで注意を呼びかけた。

県警常総署によると、同様の電話は11日にも両市で数件あったという。

県警は、義援金だけでなく、被災者の家族や友人などを装って現金を要求する詐欺の電話がかかってくる可能性があるとして、「災害に便乗する不審な電話があった際は110番通報を」と呼びかけている。

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