腎臓がん手術の百田尚樹氏「見納めになりました。遺影になるかも」 Youtubeライブ配信にまさかの中止要請

政治団体・日本保守党代表で、ベストセラー作家の百田尚樹氏(67)が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。腎臓がんで入院中で、この日も病室からYouTubeのライブ配信を行ったが、配信終了後に「悲報!病室からのYouTube配信の中止要請が出ました。さきほどのライブが見納めになりました。遺影になるかもしれません…」とポストした。

百田氏は「これまで、病室からYouTubeライブをやる患者はいなかったそうで、規約はなかったみたい。で、理事が会議で決めたらしい」と、病室からのYouTubeライブをやめるよう勧告されたことを明らかにした。

YouTubeのライブ配信では、12日に手術を受けることを明かし「色々あってへたっています。肉体的には大したことないんですけど、精神的にありますね。尿道カテーテル。管が膀胱まで入っている」「(尿が)漏れそうやけど出ない状況が続く」と、精神的なダメージがあるとした。

百田氏は「私のがんも命取りになるがんなのか、それともしばらく生かしてもらえるのか。手術失敗して死ぬ確率は非常に少ないが、世の中絶対というものはありません」と弱気発言。「この動画が私の最後のYouTubeライブになるかもしれない。そうなったらその時」と呼びかけた。

13日が退院日で、その後も講演が控えているというが「このまま無くなってしまうのは惜しいというか、ちょっとまあ残念な気持ちもありますけど…」と悲観的。「死というのは突然訪れる。私なんかはあす死ぬかもしれないなという思いがあるだけ…。自分が生きてきた時間あるいは自分の人生を振り返る、家族とは何なのか、人生とは何かということを考える機会を与えられる病気ではあります」と、がんとの闘いを表現していた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

© 株式会社神戸新聞社