【日本の伝統文化】書道体験の様子です。

「習字」がお手本を見ながら文字通りに字を習うことを指すのに対して、「書道」は字を書くことで自己表現をする日本の伝統芸術です。習字のようにお手本通りに書くという決まりもなく、自由な表現を楽しむことができます。

まず、講師の氷見亀樹先生が魂を込めてお手本を書きます。その姿はまるで舞を舞うように美しく、凛とした気迫の動きを参加者一同が食い入るように見守ります。お手本は書かれた文字だけでなく、書き姿そのものです。書道はただ腕を動かすのではなく、魂を込め、全身全霊で書くものだということを氷見先生が体現しています。

さあ、お手本から学んだ参加者は今度は実践です!息を抜くところ、魂をこめるところ、講師と共に筆を持ち運びながら、頭でなく体で学びます。

魂を込め、一思いにさっと書く。瞬間のかすれや墨のしぶき、すべてが唯一無二の作品となり、講師の筆で名を書き入れていただく参加者もいました。

作品を書く時間は一瞬ではありますが、皆さまそのシンプルさゆえの奥深さを、しみじみと味わっておられました。

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