●絵画展開催で縁
「演歌の女王」と呼ばれた歌手で、画家としても活躍した八代亜紀さんを悼み、砺波市のチューリップ四季彩館で11日、八代さんをしのぶ絵画やチューリップの展示が始まった。同館では開館15周年を記念して2011年に八代さんの絵画展を開いた縁があり、来場者が八代さんの冥福を祈った。
八代さんが砺波チューリップ公園の旧タワーなどを描いた油彩画「チューリップ公園」(F8号)をはじめ、サイン色紙、11年8月に開いた15周年記念夏季特別企画展のポスター、写真などが展示された。ホワイトプリンス(白)、サニープリンス(黄)、パープルプリンス(紫)のチューリップ600本を飾り、八代さんを悼んだ。21日まで。
同館で開かれた絵画展では1万人超が来場し、八代さんのミニトークやサイン会で優しい人柄に触れた。絵画展を企画し、父が大ファンで八代さんの名前から名付けられた三上亜紀代さんは「とても優しく、職員にも気遣いをされる心優しい方だった。多くの方に見に来ていただきたい」と話した。