「甘い」「おいしい」口いっぱい頬張り 奈良県明日香村の「あすかいちご狩りパーク」開園

摘み取ったイチゴを手にする園児=10日、明日香村平田の藤原農園

◆農園で園児らイチゴ狩り

 イチゴ品種「あすかルビー」を食べ放題で楽しめる「あすかいちご狩りパーク」(石田裕彦会長)が、奈良県明日香村で始まった。10日には同村平田の藤原農園で開園セレモニーが行われた。

 21年目となる今年は、過去最多の村内18農園が参加。各農園ではイチゴに土が付かない高設棚で栽培し、立ったままで収穫できる。期間中に計4万4000人の入園を見込む。

 セレモニーには、村立明日香幼稚園の年長児22人を招待。園児らは大きく実ったイチゴをはさみで摘み取り、口いっぱいに頬張ると、「甘い」と笑顔。森本日和さん(6)は「3個食べた。まだまだ食べられそう。家で食べたイチゴよりおいしい」とうれしそうに話した。

 開園期間は5月26日まで。土・日曜と祝日に営業。2月1日以降は水曜も開園する。春休み期間中(3月25日〜4月5日)は毎日オープン。時間は午前10時〜午後4時。30分間食べ放題で、料金は中学生以上2000円、小学生1600円、3歳以上1000円(いずれも税込み。4月15日以降は別料金)。完全予約制。

 予約、問い合わせは明日香村地域振興公社、電話0744(54)1115。

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