なぜ犬には『好きなおもちゃ』と『そうでもないおもちゃ』があるの? 好まれやすい選び方とは?

犬がおもちゃを好き嫌いする理由

どんな犬にも「好きなおもちゃ」と「そうでもないおもちゃ」があります。

ボールひとつにも好きなボールとそうではないボールがありますし、このロープは好きだけどこのロープはそうでもないな…ということもあります。

愛犬が好きなおもちゃに当たるまで買い続けるというわけにはいきませんし、そうでもないおもちゃを買ってしまうのはもったいない。

「好きなおもちゃ」と「そうでもないおもちゃ」の違いと好まれやすい選び方を解説しますので、愛犬のおもちゃ選びにぜひお役立てくださいね。

1.くわえやすさ

好きなおもちゃとそうでもないおもちゃの違いは、くわえやすさです。

犬はおもちゃを口にくわえて運びます。口にくわえて遊びます。そのため、口にくわえやすいおもちゃは「好き」、くわえにくいおもちゃは「そうでもない」のです。

好まれやすい選び方のポイントは、「犬の口にすっぽり入ってしまわない程度の大きさ」のおもちゃを選ぶことです。

口にくわえやすいことだけではなく、誤飲誤食を防ぐことも考えて選ぶようにしましょう。

2.噛み心地

好きなおもちゃとそうでもないおもちゃの違いは、噛み心地です。

硬いおもちゃをガリガリ噛むことが好きな犬にとっては、柔らかいおもちゃは噛み心地が悪い。柔らかいおもちゃをカミカミすることが好きな犬にとっては、硬いおもちゃは噛み心地が悪い。

気分によっては、硬いおもちゃで遊びたいときもあれば、柔らかいおもちゃで遊びたいときもある。噛むことが好きな犬にとって、おもちゃの噛み心地は重要なのです。

好まれやすい選び方のポイントは、長く噛み続けられるおもちゃを与えることです。ロープのおもちゃをおすすめします。

ロープのおもちゃにも硬さの違いがあります。愛犬は硬いものが好きなのか、柔らかいものが好きなのか、より好みに近い方を選んではいかがでしょうか。

3.飼い主と遊べるかどうか

好きなおもちゃとそうでもないおもちゃの違いは、飼い主と遊べるかどうかです。

犬はひとり遊びもしますが、基本的には飼い主と一緒に遊ぶことが好きです。ひとりで遊んでてねと渡される知育玩具は「そうでもないおもちゃ」に選ばれてしまうことがよくあります。

知育玩具が「好きなおもちゃ」に選ばれる条件があるとすれば、中におやつやフードが入っていることでしょう。

好まれやすい選び方のポイントは、飼い主が一緒に遊ぶことです。どんなおもちゃも与えたばかりのときは一緒に遊んであげてください。

4.本能的欲求が満たされるかどうか

犬にとっての「好きなおもちゃ」と「そうでもないおもちゃ」の違いは、本能的欲求が満たされるかどうかです。

  • 追いかける
  • 捕らえる
  • 噛む
  • 運ぶ

このような本能的欲求が満たされるおもちゃや遊びを犬は好みます。まるで狩りをしているかのような疑似体験ができるのです。飼い主と一緒に狩りができるおもちゃであれば、より好まれるでしょう。

好まれやすい選び方のポイントは、「追いかけやすく」「捕らえやすく」「口にくわえやすい」ことです。獲物(おもちゃ)を捕らえた後は、飼い主の元に運ぶのが仕事なのです。

まとめ

犬がおもちゃを好き嫌いする理由を4つ解説しました。

  • くわえやすさ
  • 噛み心地
  • 飼い主と遊べるかどうか
  • 本能的欲求が満たされるかどうか

犬のおもちゃの好き嫌いは、年齢によっても変化します。おもちゃの買い替えを検討するタイミングが必ず訪れると思います。

若い成犬だからといって硬いおもちゃが好きなわけでもなく、老犬だからといって柔らかいおもちゃが好きなわけでもないのです。

普段は柔らかいおもちゃを好む犬も、ストレス発散には硬いおもちゃを好むときもありますし、愛犬の「好きなおもちゃ」と「そうでもないおもちゃ」は複数ある、と考えておくと選びやすくなるかもしれません。

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