ハピラインふくい快速は1日9本、福井―敦賀を最短38分 開業後のダイヤ公表、昼はパターン運行

ハピラインふくい福井駅発の時刻表

 3月16日の北陸新幹線福井県内延伸に伴い、県内の並行在来線を運営するハピラインふくいは1月11日、開業後のダイヤを公表した。停車駅が少ない快速列車は福井―敦賀間を38~43分で結ぶ。朝夕を中心に上り、下り計9本運行し、うち7本は「鯖江、武生、南条」、残り2本は「鯖江、武生、今庄」に停車する。

 快速列車は普通列車に比べて所要時間は約10分短い。停車駅は各駅の現在の利用者数を踏まえて決めた。普通と同じ運賃で乗車でき、通勤や通学での利用を見込んでいる。

 福井発敦賀行きの快速上りは午前5時49分、同7時16分、午後6時47分、同7時59分にそれぞれ福井を出発する。午前5時49分発は同6時28分に敦賀に到着し、JR西日本が特急しらさぎに代えて運行する米原行きの臨時快速列車に接続する。

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 敦賀発福井行きの快速下りは午前6時48分、同7時45分、午後6時19分、同7時41分、同11時22分に敦賀を出発。午後11時22分発の最終列車は、翌午前0時1分に福井に到着する。午後11時20分に敦賀に到着する米原発の臨時快速列車と接続している。

 ハピラインふくいは昨年12月、ダイヤの概要を発表した。午前9時~午後3時台を中心に、おおむね毎時一定時刻に駅を発着するパターンダイヤを導入し、利用者にとって分かりやすい時刻表とした。最終列車は福井発敦賀行きを現行の午後11時15分から同11時22分に、福井発芦原温泉行きを午後11時6分から同11時31分にそれぞれ繰り下げる。

 運行本数は現行の1日102本(県内・普通列車)から131本に増便。福井駅や敦賀駅での朝夕時間帯の新幹線、在来線特急との乗り換え時間をおおむね20分以内に収め、乗り換え利便性を図っている。

 同社は1月15日午後7時から福井市のアオッサで利用者説明会を開催する。その後も県内8会場で順次開く。

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