関西愛溢れる!大丸梅田のバレンタインは「地元ブランド」に着目

百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)の「バレンタインお披露目会」が1月9日におこなわれた。2024年は「ローカリティを大切に。」をテーマに、地元・関西の実力店や作り手を積極的に採用し、同エリアを盛り上げる。

大丸梅田店のバレンタイン催事「ショコラプロムナード」に出店する関西スイーツ店の職人たち

■ 関西から36店が参加「ローカル愛を育んで」

自分用としてのチョコレートの購入が定着しつつある昨今のバレンタイン。市場規模は約1200億と、成長が著しいマーケットのひとつだ。

同百貨店では113の出店店舗のうち、36店が関西エリアの店を採用。ほとんどのブランドが今回初出店となる。お披露目会には、「天雫 AMANA BY MITATE」(京都)「ショコラトリートキ」「和菓子工房あん庵」「カグノミ堂」(すべて大阪)の4店舗から職人が来場し、それぞれの商品の魅力をアピールした。

「地元を盛り上げる」というだけあり、店舗所在地が関西というだけでなく、使用する素材も関西を意識。「天雫 AMANA BY MITATE」では丹波の白ワインや宇治の抹茶やほうじ茶を味わうボンボンショコラ、「ショコラトリートキ」では大阪・池田市で捕れたハチミツを非加熱で使うなど、こだわりが詰まっている。

また、「大阪の新しい土産菓子」を目指して2023年5月にローンチされた「大阪ええYOKAN」からは、バレンタイン限定フレーバーが登場。ダークチョコレートと白あんをカカオ水で炊き上げた「オペラかん」や、抹茶とホワイトチョコを二層仕立てにした「抹茶ラテかん」(ともに540円)など、和×洋の上品な組み合わせが楽しめる。

関西出身の同百貨店の菓子担当・西口修さんは、「関西には異彩を放つ注目のシェフ・パティシエたちがたくさんいらっしゃいます。ローカルの魅力をもっとお伝えし、ローカル愛を育みながら、スイーツを通して関西の魅力を広げていきたい」と意気込む。コロナ禍で中止していた売場での試食は、今年から再開される。

「天雫 AMANA BY MITATE」の看板商品・ホワイトボンボンショコラ(「雫 SIZUKU」12個入り・3420円)

そのほか、の北海道の自社農場の放牧牛乳を使った焼き菓子やチョコレートを販売する「SNOWS」、ハワイの定番土産「ホノルル・クッキーカンパニー」など、関西外エリアのスイーツもスタンバイ。バレンタイン催事「ショコラプロムナード」は1月24日より、同百貨店の15階特設会場と地下1階和洋菓子売場にて。

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