<ライブレポート>toconoma、ビルボードライブツアーが開幕 新曲披露も

toconomaが、1月6日に【toconoma TOCORICH at Billboard Live 大阪】を開催した。

昨年結成15周年を迎え、さらなる成熟期へと突入したtoconoma。躍動感をたたえた色彩豊かなフレージングで、数々のフロアを踊らせてきた彼らによる、ビルボードライブを舞台にしたちょっぴりスペシャルなシリーズが【TOCORICH】だ。

開幕の時刻が過ぎると、パリッとジャケットに身を包んだ4人が登場。約2年ぶりにビルボードライブのステージに立つや、「(客席が)こんなに近かったんでしたっけ!? 逆に食事の邪魔しちゃってない(笑)?」なんて茶目っ気たっぷりに笑う石橋光太郎(Gt.)。「いつもどおり肩肘張らずに楽しんでください」と、西川隆太郎(Key.)が客席の緊張も解きほぐしながら、みずみずしいアンサンブルを奏でていく。この日は公演限定のオリジナルカクテル『TOCORICH』も登場。トロピカルかつフルーティーな飲み口で、たくさんのオーディエンスがライブと共に楽しんでいたようだった。

さらに、「お年玉になるかしら?」(矢向怜/Ba.)と披露したのは、1stステージと2ndステージで異なる2曲の新曲だ。リラクシンさは健在ながら、新たな表情で魅了する楽曲に客席もハピネスなムードが満タンに。曲を重ねるごとに場の一体感は増していくなか、石橋と矢向が向かい合いプレイする場面では歓声が湧き、清水郁哉(Dr.)は軽快かつパワフルなビートを打ち鳴らす。道標のようにメロディを散りばめていく西川と、4人が放つ一音一音が重なり合って色鮮やかな音の波を会場いっぱいに届けていくさまに、興奮度は最高潮へ!

2023年は結成時からの夢だった日比谷公園大音楽堂公演も大成功に収め、現在は新曲制作に奮闘中のtoconoma。「改めまして2024年もよろしくお願いします!」(西川)と締めくくり、最後は「TOCORICH」コールでの記念撮影で大団円を迎えた。

なお、toconomaは引き続きビルボードライブ・ツアーを開催。1月14日にビルボードライブ横浜、そして2月18日には初登場となるビルボードライブ東京のステージに立つ。

Text:後藤愛
Photo:Hoshina Ogawa

◎公演情報
【toconoma TOCORICH at Billboard Live 大阪】
2024年1月6日(土)大阪・ビルボードライブ大阪 ※終了

【toconoma TOCORICH at Billboard Live 横浜】
2024年1月14日(日)神奈川・ビルボードライブ横浜

【toconoma TOCORICH at Billboard Live 東京】
2024年2月18日(日)東京・ビルボードライブ東京

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