北朝鮮国連大使が米批判 「言いがかり」と談話

昨年9月、米ニューヨークでの国連総会一般討論で演説する北朝鮮の金星国連大使(共同)

 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、国連安全保障理事会でウクライナ侵攻を協議した10日の緊急公開会合に関し、金星国連大使が談話で「米国は北朝鮮に言いがかりをつけた」と批判したと報じた。明言はしていないが、北朝鮮のミサイルでロシアがウクライナを攻撃したとする米国の指摘を否定する趣旨とみられる。談話は11日付。

 金氏は「米国の根拠のない非難を、いちいち論評する必要を感じない」と主張。ウクライナ侵攻を巡るロシアの立場を擁護した。ロシアにミサイルを提供したかどうかなどについては直接言及しなかった。(共同)

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