米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手から日本国内の全小学校に三つずつ寄贈される子ども用グラブが、兵庫県東播地域の学校にも届き始めた。3学期の始業式を迎えた9日、稲美町の母里小学校(同町野寺)では、グラブが披露されると、児童から「大谷選手ありがとう」と喜びの声が相次いだ。
各小学校に贈られるグラブはサイズの異なる右利き用が二つと左利き用が一つ。グラブの小指部分に大谷選手のサインも付いている。昨年12月25日にグラブが同町教育委員会に届き、町内5小学校に配布したという。
大谷選手からのメッセージも寄せられ「このグラブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」「野球しようぜ」などと記されている。
同小では始業式の後に「大谷選手からグラブが届きました」と発表されると、約230人の全校児童から大きな拍手がわき起こった。その後、児童たちはグラブを使ってキャッチボールを楽しんだ。
同小6年の男児(12)は「ニュースを見て、学校に届くのをずっとわくわくして待っていた。みんなで大切に使っていきたい」と笑顔を見せた。(宮崎真彦)