長崎・興福寺で鏡開き 1年の無病息災願い“お福分け”ぜんざい振る舞う

ぜんざいを味わう親子=長崎市、興福寺

 長崎県長崎市寺町の興福寺(松尾法道住職)で11日、鏡開きがあり、1年間の無病息災などを願って“お福分け”のぜんざいが振る舞われた。
 大納言の小豆を炊き、黒砂糖とハワイの岩塩で味付け。本堂や媽祖(まそ)堂など約30カ所に供えられた餅を砕いて炭火で焼き、ぜんざいに加えた。約200人分用意し、訪れた人たちがぜんざいのぬくもりを笑顔で堪能していた。
 同市桜馬場2丁目の山下和雄さん(84)は「毎朝のウオーキングを続けて健康な1年にしたい」。同市宝栄町の大江倫太郎ちゃん(4)は「おいしい。お絵描きをがんばりたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社