カブスがドジャースから有望株ブッシュと救援右腕アルモンテ獲得

日本時間1月12日、カブスとドジャースのあいだで2対2のトレードが成立した。カブスはジャクソン・フェリス、ザイアー・ホープという2人のマイナーリーガーを放出し、強打の有望株マイケル・ブッシュと救援右腕イェンシー・アルモンテを獲得。ブッシュはMLBパイプラインのプロスペクト・ランキングで全体44位にランクインしている有望株であり、新天地カブスでは一塁手や三塁手、もしくは指名打者としてレギュラー定着のチャンスがありそうだ。

現在26歳のブッシュは昨年4月にメジャーデビュー。ドジャースの先輩であるマックス・マンシーと比較される強打が魅力だが、メジャーでは27試合で打率.167、2本塁打、7打点、OPS.539と苦戦した。しかし、マイナーAAA級では98試合に出場して打率.323、27本塁打、90打点、OPS1.049の好成績をマークし、リーグMVPを受賞。どこを守らせるかという点が懸念材料ではあるものの、レギュラー定着を果たせば新人王も狙える逸材だ。

現在29歳のアルモンテはマイナー契約でドジャースに加入した2022年に33試合で防御率1.02の好成績をマーク。昨季は自己最多の49試合に登板したが、与四球率が前年から大幅に悪化するなど安定感を欠き、3勝2敗、10ホールド、防御率5.06と今一つの成績に終わった。2022年のような安定感を取り戻せばカブスにとって大きな戦力となるだろう。

ドジャースが獲得したフェリスは2022年ドラフト2巡目(全体47位)指名でカブスに入団した19歳の左腕。昨季はマイナーA級で18試合に先発して56イニングを投げ、2勝3敗、防御率3.38、77奪三振とまずまずの結果を残した。被本塁打はわずか1本だったが、与四球率5.30という制球難の克服が今後の課題となりそうだ。

ホープは昨年のドラフト11巡目(全体326位)指名でカブスに入団した外野手。昨季はマイナーのルーキー級で11試合に出場し、打率.286、3本塁打、9打点、3盗塁、OPS.962と限られた出場機会のなかで存在感を示した。まもなく19歳の誕生日を迎えるが、育成力に定評のあるドジャースのファーム組織でどんな成長を見せるか楽しみだ。

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