オスプレイ墜落、捜索打ち切り 米軍、残り1人は発見できず

昨年12月、鹿児島県・屋久島の安房港に引き揚げられた、米軍CV22オスプレイの残骸とみられるもの

 【ワシントン共同】昨年11月に起きた鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故で、米空軍特殊作戦司令部は11日、現場海域の捜索を打ち切ったと発表した。搭乗員8人全員の死亡を既に認定しており、これまでに7人の遺体を収容したが、残り1人は発見できなかった。

 米軍は既に機体の大部分に加え、飛行状況や操縦室の会話などを記録した「ブラックボックス」を回収。事故原因の解明を進める。

 同司令部は航空機や無人機などを投入し、海面6万平方キロ、海底39平方キロ以上の範囲を捜索。新たに遺体を発見する可能性はなくなったと判断し、未発見の1人の遺族に伝達した。

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