警視総監「被災者のため全力で」 部隊訓練で訓示、震災に黙とう

警視庁の「年頭部隊出動訓練」で能登半島地震の犠牲者を悼み黙とうする警察官ら=12日午前、東京都新宿区の明治神宮外苑絵画館前

 警視庁は12日、年初め恒例の「年頭部隊出動訓練」を東京都新宿区の明治神宮外苑絵画館前で実施した。能登半島地震を受け、被災地で活動する特殊救助隊などは参加しなかった。警視庁幹部らが黙とうし、小島裕史警視総監が「被災者を思い、全国警察をリードする警視庁として最大限の取り組みを全力で実施してもらいたい」と訓示した。

 参加者数は当初約1650人を予定していたが、地震を受け約1570人に縮小した。警視庁は15日に創立150年を迎える。小島総監は「決意を新たに、より一層職務に精励を」と呼びかけた。

 機動隊や警察犬部隊、騎馬隊などが参加し、沿道では多くの人が写真や動画を撮っていた。

警視庁の「年頭部隊出動訓練」で訓示する小島裕史警視総監=12日午前、東京都新宿区の明治神宮外苑絵画館前

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