「走る広告塔」魅力を発信 鶴岡5社のラッピングタクシーお披露目

観光ラッピングタクシーを前に記念撮影する関係者たち=鶴岡市・荘銀タクト鶴岡

 鶴岡市内のタクシー会社5社による「観光ラッピングタクシー」のお披露目式が11日、同市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で行われた。各社が観光庁の補助事業を活用して整備した。市内の観光地をデザインした華やかな車両6台が「走る広告塔」として地元の魅力を発信する。

 タクシー会社は▽大和交通▽大山タクシー▽出羽ハイヤー▽湯田川温泉自動車▽温海温泉観光自動車―の5社。それぞれの所在地にちなみ、各車両が出羽三山や市立加茂水族館のクラゲ、温海カブ、湯田川孟宗(もうそう)などをモチーフにした個性あふれる姿に仕上がっている。デザインは地元のデザイナーが担った。

 観光ツアーの企画などを行うグループ「鶴岡join」(鶴岡市)がラッピングタクシーを提案し、各社が観光庁の補助事業「交通・観光連携型事業」を活用した。電気自動車5台を購入し、既存の乗用車1台を含め計6台にラッピング。昨年9月から順次運行を開始し、昨年11月までに全6台が出そろった。いずれも5人乗り。

 お披露目式には関係者約20人が出席した。出羽ハイヤー、湯田川温泉自動車、温海温泉観光自動車の柿崎裕社長が「ラッピングタクシーで鶴岡の観光を盛り上げたい」とあいさつした後、出席者がタクシーの前で記念撮影した。

© 株式会社山形新聞社