13日から大学共通テスト 岩手県内は7会場で4299人が受験予定

課外授業を受ける盛岡北高の3年生。マスクを着用し感染対策を徹底する生徒が目立つ=滝沢市牧野林

 大学入学共通テストは13、14の両日、全国で行われ、岩手県は7会場で4299人(前年比107人減)が受験を予定する。新型コロナウイルス感染症の5類移行後では初となり、義務付けられていた当日のマスク着用は個人の判断に委ねられる。ただ季節性インフルエンザが流行し、県内の高校や塾はコロナ禍の経験を生かして感染予防を徹底。受験生は体調を整え、描いた進路の実現へラストスパートをかける。

 マスク姿の生徒たちが教員の模試の解説をノートにメモする。滝沢市牧野林の盛岡北高(嶋隆校長、生徒594人)では今月上旬、3年生の希望者が課外授業に臨んだ。

 授業の合間には教室の換気を行い、教員もマスクを着用。3年の尾形優衣さんは「今が一番大事な時期。感染への不安もあるので、気を付けながら頑張りたい」と机に向かった。

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