被災地は雨のち雪 あすは関東でも雪予想

きょうは北陸から北日本の日本海側を中心に雪や雨となっています。被災地はきょうは雨が主体ですが、あすは雪に変わって、寒さも厳しくなりそうです。被災地では地盤が緩んでいる所があり、危険な状況が続いています。少しの雨でも土砂災害が起きやすくなっていますので、引き続き、注意、警戒が必要です。そして、あすは雪で、さらに強い風も伴いますので、ふぶきとなります。見通しが悪くなり、また、山沿いを中心に大雪になるおそれもありますので、なだれや落雪などにも注意が必要です。
一方、太平洋側の地域はよく晴れていて、あすも晴天の続く所が多いですが、雪雲の流れ込む所がありそうです。特に長野県や関東北部では、あすの午後に大雪になるおそれがあります。昼過ぎから夜遅くにかけて積雪や路面の凍結による交通障害、着雪やなだれに注意・警戒が必要です。また、上空の寒気が予想より強まったり、日本海から流れ込む雪雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雪となる可能性も。あすは大学入試共通テストの初日ですが、最新の気象情報、交通情報を確認して備えるようになさってください。

気象予報士・多胡 安那

画像について:12日の天気予報。

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