左腕スーターが地元球団のレッズと合意 「夢が叶った」と大喜び

日本時間1月12日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、レッズはロッキーズからFAとなっていた34歳のベテラン左腕、ブレント・スーターと1年300万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。今季の年俸は250万ドル、来季の契約は年俸350万ドルの球団オプション(バイアウト50万ドル)であることが報じられている。今オフのレッズは投手重視の補強を進めており、先発にはフランキー・モンタスとニック・マルティネス、ブルペンにはエミリオ・パガンとスーターが加わることになった。

スーターは2017年に14試合、2018年には18試合に先発するなど、先発中心で起用されていた時期もあったが、ここ3シーズンはリリーフでの起用がメインとなっており、2021年には自己最多の61試合に登板して12勝5敗1セーブ、9ホールド、防御率3.07という自己最高の成績をマーク。ウエーバーでロッキーズへ移籍した昨季は57試合に登板して4勝3敗、7ホールド、防御率3.38を記録した。メジャー8年間で防御率が4点台以上になったのは1度(2018年に防御率4.44)しかなく、メジャー通算防御率3.49と堅実な働きが期待できる選手である。

公式プロフィールではイリノイ州シカゴ出身となっているスーターだが、シンシナティで育っており、シンシナティの高校に通っていたほか、現在もオフシーズンのあいだはシンシナティで暮らしている。まだ球団から正式発表されていないが、スーターはMLB公式サイトの取材を受けてレッズへ移籍することを明言しており、「本当に興奮している。夢が叶った。レッズは全てのスポーツのなかで一番好きなチームだったんだ。本当に信じられない」と地元球団への移籍に大喜びだった。

今オフのレッズは積極的な補強を見せており、FAではモンタス、マルティネス、パガン、スーターの4投手を獲得したほか、救援右腕バック・ファーマーと再契約を結び、内野にはジャイマー・キャンデラリオも加えている。この6選手に対して合計1億825万ドルを投入。昨季はポストシーズン進出まであと一歩に迫ったが、今季こそは2020年以来、短縮シーズンを除けば2013年以来となるポストシーズン進出が実現するかもしれない。

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