自民無派閥有志が結集へ　情報共有、選挙協力目的

　自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、赤沢亮正財務副大臣ら無派閥の有志議員4人が12日、国会内で会談し、情報共有や選挙協力を目的とした互助組織を結成する方針を確認した。中堅、若手に参加を呼びかけ、18日にも発起人会の開催を目指す。

　無派閥ながら発信力の高い菅義偉前首相や石破茂元幹事長らベテランの参加は想定していない。赤沢氏は会合後、記者団に派閥解消は「議論の出発点になる」と説明。菅氏に近い坂井学元官房副長官は「菅氏に強力な支援をしてもらえるとありがたい」と語った。