レイズが上沢直之とのマイナー契約を発表 春季キャンプ招待選手に

日本時間1月12日、レイズはポスティング制度によるメジャー移籍を目指していた上沢直之とマイナー契約を結んだことを発表した。レイズの発表によると、上沢は招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する予定。オープン戦で結果を残し、開幕ロースター入りを目指すことになる。上沢はポスティング制度によるメジャー各球団との交渉期間(45日間)が日本時間1月12日午前7時に終了。夢のメジャー移籍が実現するのか、動向が注目されていた。

昨年12月中旬、地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者はレイズが「上沢に対していくらかの興味を示している」ことを報じていたが、最終的にはそのレイズが上沢を獲得することになった。ポスティング制度によるメジャー挑戦を表明したとき、マイナー契約も受け入れる覚悟を示していた上沢。残念ながらメジャー契約での移籍とはならなかったが、レイズの先発投手陣は故障者の続出やタイラー・グラスノーの放出で層が薄くなっており、十分にチャンスはある。

現時点で予想されているレイズの先発ローテーションは、昨季16勝のザック・エフリンが中心となり、アーロン・シバーリ、ザック・リテル、ライアン・ペピオ、タジ・ブラッドリーという顔ぶれ。エフリンを除くと、シーズンを通して先発ローテーションを守った実績のある投手は1人もいない。トミー・ジョン手術のリハビリで昨季を全休した若手右腕シェーン・バズらも控えているが、上沢にも十分にチャンスがあると思われる。

ただし、後半戦になると、故障離脱中のドリュー・ラスムッセン(インターナル・ブレイス手術)やジェフリー・スプリングス(トミー・ジョン手術)が復帰してくる見込みのため、上沢としては彼らが復帰するまでにチャンスをつかみ、結果を残しておきたいところ。なお、エース左腕のシェーン・マクラナハンは昨年8月にトミー・ジョン手術を受けているため、今季は全休する可能性が非常に高いとみられている。

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