鎌田大地は「やれると思っていたことができずに悩んでる」ラツィオSD、苦戦のワケを説明

昨年夏のマーケットでアイントラハト・フランクフルトを退団し、フリーエージェントでイタリア・セリエAのラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地。

しかし新しいチームにまだ適応できておらず、マウリツィオ・サッリ監督の下でインサイドハーフのポジションを確保するに至っていない。絶対的司令塔ルイス・アルベルトが長期離脱したものの、先日のコッパ・イタリアで行われたローマとのダービーマッチは出場機会がなかった。

契約も今年夏で満了を迎えるため、この冬に他のクラブへ移籍するのではないか…と噂されているなか、ラツィオのスポーツディレクターを務めているアンジェロ・ファビアーニ氏は以下のように語ったと『cittaceleste』が伝えている。

「ダービーマッチは様々な理由から非常に重要だ。今回はラツィオの創立記念日が近かったことでも特別だった。勝利には十分に満足しているが、それについての話題が多すぎるよ。早く次のレッチェ戦に向けてのことを考えなければいけないのだから。

ここで出番を得たマンダス(ラツィオで初出場となったGKクリストス・マンダス)は、運命づけられている選手だ。サッリ監督が送り出したことはうまくいったね。このような重要な試合で、信頼に応えたと思う。

鎌田大地について言えば、多くの日本人と同じようにとてもシステマティックな選手だ。彼は、自分が提供できるはずのものが、いま提供できていないことに悩んでいて、悔しく思っている。

その原因は、国が変わったり、サッカーが変わったり、クラブを移籍したりということなど様々にある。

私から見れば、彼はサッカーがしっかりできる選手である。いずれこのような危機的な状況を乗り越えることになるだろう。

彼はローマの街で、そしてラツィオで幸せに過ごしているので、将来的には問題は解決されるだろう。ただ当然ながら、未来を予測することはできない」

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ファビアーニ氏から見れば、鎌田大地は街とクラブには馴染んでいるものの、サッカーの点でやれると思っていたことができていないことに心を痛めている…という。

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