チェルシーが狙うのは三笘薫の同僚FWか 昨年に契約延長も、ブライトン側が警戒感を示す理由とは?

写真:ブライトンの“逸材FW”ファーガソン

チェルシーが、ブライトンに所属するアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンの獲得に関心を寄せている模様だ。

イギリスメディア『The Standard』によると、チェルシーは継続的にファーガソンの動向を追っているという。現在19歳のファーガソンは、今季ブライトンで公式戦24試合に出場して6ゴール1アシストを記録しており、日本代表MF三笘薫らと強力な攻撃陣を形成している。

ブライトンは、2021年に正式加入した逸材FWを高く評価しており、昨年11月には契約を延長したばかり。現行契約は2029年6月30日までとなっており、ドイツの移籍情報サイト『transfermarkt』によると現在の市場価格は6500万ユーロ(約104億円)と見込まれている。『The Standard』も「ブライトンはファーガソンと新契約を結んだばかりで、総額1億ポンド(約185億4000万円)以上の契約金がかかる可能性もあるアタッカーの流出に備えていかなる動きにも抵抗するだろう」と伝えている。

また、同メディアはチェルシーに警戒感を示している点について、次のように分析している。

「チェルシーが賃金体系を崩さずにトップクラスのストライカーを獲得するうえで、ファーガソンはうってつけのターゲットだ」

「たとえば、ヴィクター・オシムヘンやアイヴァン・トニーといった選手たちは週給20万ポンド(約4000万円)以上を要求する可能性があるが、ファーガソンはその半分程度の額の要求にとどまる可能性が高いからだ。チェルシーからすれば、ランニングコストを適切に抑えることができる」

近年、チェルシーはブライトンから選手や指導者を頻繁に獲得している。2022年にはスペイン代表DFマルク・ククレジャとグレアム・ポッター監督、昨夏にはスペイン代表GKロベルト・サンチェスとエクアドル代表MFモイセス・カイセドを引き抜いており、さらにはスポーツディレクターのポール・ウィンスタンリー氏やスカウトのカイル・マコーレー氏といった面々の引き入れにも成功している。

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