地元開催国スポVへ 青森県体操協会、指導者招き弘前市で強化合宿

コーチ陣の指導を受け練習に取り組む体操選手ら
コーチ陣の指導を受け練習に取り組む体操選手ら

 青森県体操協会は11日、弘前市民体育館で体操の強化合宿を開始した。2026年に青森県で開催される国民スポーツ大会(国スポ)での優勝に向け、選手育成と指導者の指導技術向上に取り組む。12日まで。

 合宿は、国スポまで残り2年になったのを機に「練習のギアを1段上げ、選手強化を本格化させるため」(西村幸治郎会長)開いた。強化指定選手や小・中・高校の選手、競技団体の指導者ら約50人が参加。名門・洛南高校(京都府)体操部元監督の芳村猛氏や国士舘大体操部監督の小畑秀之氏ら、県のスーパーバイザー4人が講師を務める。

 選手たちは段違い平行棒、あん馬、つり輪など種目ごとに練習。講師の指導を受けては、技に入る時の動作や姿勢を確認し、何度も繰り返して完成度を高めていた。

 西村会長は「女子は少年、成年とも団体総合で優勝を狙う。男子も入賞したい」と意気込む。弘前学院聖愛高校体操部キャプテンの佐藤そらさん(2年)は「成年選手がどんな練習をしているかを見て学び、超えていけるようにしたい。国スポ優勝のため、より良い技を出せるよう取り組む」と話した。

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