ニューカッスルCEO、プレミアリーグの財務規定に基づき主力選手放出の可能性を示唆

写真:イサクは今シーズンここまで、13ゴール挙げている

ニューカッスルのダレン・イールズCEOが、プレミアリーグの定める支出基準を満たすためにチームのスター選手を一部放出する可能性を示唆した。イギリス『Sky Sports』が伝えている。

ダレン・イールズ氏はニューカッスルの最新の決算を7340万ポンド(約136億円)の損失と発表。プレミアリーグが導入している独自のファイナンシャル・フェアプレー規則である、過去3シーズンの累積赤字額で判断する「収益性と持続可能性に関する規則(PSRs)」に抵触する可能性があるようだ。

アレクサンデル・イサク、スヴェン・ボトマン、ブルーノ・ギマランイスといった主力選手を売却する可能性について問われたイールズ氏は「どの選手でも、それは状況次第」と答え、以下のように続けた。

「私たち方針は、常にクラブの中長期的な利益を背景にして行っている。特定の選手について具体的に言及するのは難しいが、目標を達成するためには、時に選手をトレードする必要があると言える」

イールズ氏はリヴァプール、アストンヴィラ、ウェストハムを例に挙げて、選手を売却することでより投資する機会を生み出すことも考えているようだ。

「リヴァプールでは、フィリペ・コウチーニョを放出しアリソンとフィルジル・ファン・ダイクを迎え入れた。ジャック・グリーリッシュを放出したアストンヴィラは、再投資して積み上げを図った。ウェストハムのデクラン・ライスも、まさにその最たる例だろう」

今後の補強方針に関しては「私たちは常にPSRsに気を配り、長期的にコンプライアンスを遵守していく必要がある」と答え、ニューカッスルと同じくサウジアラビア政府系ファンドの『PIF』のオーナシップ下にあるサウジアラビア・プロリーグのチームからの選手獲得の可能性に関しては「現状では、サウジアラビアのPIFクラブから選手をレンタルするつもりはない」と語っている。

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