「鬼滅の刃」原画展 1万人を突破 岡山で開催、山崎さんに記念品

守安館長(右)から記念品を贈られる山崎さん

 岡山県立美術館(岡山市北区天神町)で開催中の「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)原画展」(県立美術館、OHK岡山放送主催、山陽新聞社共催)の入場者が12日、1万人を突破した。

 1万人目となったのは、好きな登場人物の髪型にして千葉県から訪れた会社員山崎涼子さん(34)。美術館の守安收館長から記念品として公式パンフレットやタオルなどグッズの詰め合わせが贈られ、「岡山まで来たかいがあった。生原稿ならではのメモ書きやペンの筆感を観察したい」と喜んだ。

 同展は、社会現象にもなった大ヒット漫画の世界観を初公開のイラストを含む原画386枚などで再現している。鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼と化した妹を救うために壮絶な戦いに挑む全23巻の物語を追体験でき、ファンらの人気を集めている。

 13日午後2時から、東京国立近代美術館の成相肇主任研究員が「マンガをいかに展示するか?」と題して講演する。先着220人(予約不要、要観覧券)。

 会期は2月18日まで。月曜休館(同12日開館、13日休館)。

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