野左根航汰がヤマハからホンダへ。Astemo Honda Dream SI RacingからJSB1000に参戦/全日本ロード

 Astemo Honda Dream SI Racingのメインスポンサーである日立Astemo株式会社は全日本ロードレース選手権の2024年シーズンの参戦体制を発表。JSB1000クラスには、野左根航汰を起用。ST1000クラスに渡辺一馬と作本輝介を走らせることを明らかにした。

 2020年にJSB1000クラスのチャンピオンを獲得し、2021年、2022年はスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)、2023年はロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦していた野左根がJSB1000に復帰する。長年ヤマハで育ってきたが、昨年で契約が終了。その去就が注目されたライダーのひとりだが、電撃的に伊藤真一監督率いるAstemo Honda Dream SI Racing入りが発表された。

2024年からAstemo Honda Dream SI Racingに加入する野左根航汰

「今年から心機一転 Astemo Honda Dream SI Racing で出場することになりました。先ずは伊藤監督を始め関係者の皆様にとても感謝しています。メーカーが変わりますが新型CBRとAstemo Honda Dream SI Racingと共に全力で挑戦しチャンピオンを目指して頑張ります!」と野左根。

 まだ28歳と、レーシングライダーとしては、まだまだ活躍が期待される年齢。初めてライディングするホンダCBR1000RR-Rで、どんな走りを見せるか楽しみなところだ。

2023全日本ロード ST1000王者:伊藤真一監督、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)

 ST1000クラスには、渡辺一馬と作本輝介を起用。渡辺は4連覇を、作本は3年振りにST1000クラスに戻る形だ。

「今年は4連覇を目指す年になります。この挑戦ができることに自信と誇りを持って1年間全力を尽くしていきます。年々激しさを増しているこのクラスで連覇を目指すことはとても難しい挑戦になると思いますが、その立場にいられることへの感謝を忘れずに、自分自身も楽しめるシーズンにしたいと思います」とディフェンディングチャンピオンの渡辺。

2023全日本ロード JSB1000:作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)

「2024年もAstemo Honda Dream SI RacingからST1000クラスに参戦する作本輝介です。参戦するにあたり、ご協力していただいたチーム、スポンサーの方々に感謝しています。チャンピオン目指して頑張りますので応援よろしくお願いいたします」と作本。

 アジアの若手ライダー育成も継続し、全日本ロードJ-GP3クラス、アジアロードレース選手権(ARRC)ASB1000クラスにも参戦する予定。SI Racingとして5年目のシーズンとなるだけに伊藤監督がどんな手腕を揮うか!? 3月の開幕戦鈴鹿2&4レースではAstemoカラーの野左根に注目が集まりそうだ。

2023全日本ロード ST1000:渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)

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