レアル・マドリードの一部幹部らが、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ獲得に執着すべきではないと考えている模様だ。
その時々のスーパースターを獲得してきたレアル・マドリードは、エムバペ獲得が目前に迫っていると長年噂されてきた。エムバペとPSGの現行契約は今年6月30日で満了となるため、新契約を結ばない限り、25歳のアタッカーは今季終了後にフリーエージェントとなる。
だが、イギリスメディア『Football Transfers』によると、レアル・マドリードの幹部陣は“エムバペ獲得”について必ずしも一枚岩になっているわけではないようだ。
『Football Transfers』は「取締役会の中でも古参のメンバーには、エムバペとの契約に反対している人もいる」と伝え、さらに一部幹部が別のアタッカーの獲得を推していることを示唆した。
「“より成熟した賢明な人々”は『ナポリのストライカー、ヴィクター・オシムヘンの方がクラブにとってより良い選択肢であると考えている』と語っている」
「オシムヘンは、クラブでのラストシーズンにバロンドールを獲得し、昨夏に契約満了でサウジアラビアへと去っていったカリム・ベンゼマのプレースタイルに近い選手であるという見方がある。また、以前エムバペがレアル・マドリードへの移籍を匂わせ、結局PSGと新契約を結んだ行為も好まれていない」
「一部幹部は、レアル・マドリードがエムバペに費やすはずだった多額の資金をオシムヘンとの契約につぎ込んだ方が良いと考えている」
所属するナポリとの契約を2026年6月30日まで残しているオシムヘンだが、最近は頻繁に他クラブへの移籍の可能性が報じられている。果たして、25歳のナイジェリア代表FWは“ロス・ブランコス”のユニフォームに袖を通すことになるのだろうか。