クロップ監督のヌニェスに対する期待は揺るがず「正しい振る舞いをする限り信頼はずっと続く」

写真:ヌニェスは今シーズン8ゴール10アシストを記録している

現地時間1月10日にカラバオカップ準決勝1stレグのリヴァプール vs フラムの試合が行われ、2-1でリヴァプールが逆転勝利し、一戦目を終えた。その試合では56分にともに途中投入された、オランダ代表のコーディ・ガクポが逆転ゴールを決め、ウルグアイ代表のダルウィン・ヌニェスは2アシストを記録し逆転勝利に貢献した。

今シーズンのリヴァプールは先制点を許す試合も多く、プレミアリーグの試合だけでも9試合が先に点を奪われている。今回のフラム戦でも先制されながらも逆転勝利を収めたユルゲンクロップ監督は、チーム全体のメンタリティーに満足しており「試合をひっくり返すにはクオリティーと信念が必要だ。そして重要なのはメンタルで、今季は本当にさまざまな困難を乗り越えてきた」と語っている。

続けて2アシストを記録したヌニェスに関して以下のように語った。

「先発出場する選手を、得点しているか否かで決めているわけではない。正しい振る舞いをする限り、彼らに対する信頼はずっと続く。コーディとダルウィンを途中投入したのは適切な交代で、攻撃に関してはるかに良くなった」

ヌニェスはアシスト以外にも、ガクポとコナー・ブラッドリーの右サイドからのクロスに合わせるなどゴールに近づいたがフラムのGKベルント・レノがゴールを阻んだ。惜しくも得点を挙げることができなかった点に関しても言及した。

「ダルウィンの状況をどう説明したらいいかわからないが、ダルウィンの反応と、それを受け止めるファンの様子を見ると幸せに感じる。あのような状況は不運なこと以外の何物でもなく、彼はすべてを完璧にプレーしていた。どうしてこんなことが起きたのか信じられないが、レノはいいGKだ」

今シーズンここまでヌニェスは、公式戦30試合に出場し、8ゴール10アシストを記録している。絶好の得点の機会を逃し批判に晒されることもあるヌニェスだが、90分間に渡りディフェンスの裏を狙い続ける姿勢や、左サイドからのカットインは相手の脅威となっている。アフリカネイションズカップに出場するサラーが不在の中、どこまで数字を伸ばすことができるのか、今後の活躍にも期待がかかる。

© 株式会社SPOTV JAPAN