2024年3月29日より劇場公開される、「女は二度決断する」でゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞したファティ・アキン監督の最新作「RHEINGOLD ラインゴールド」の、メインビジュアルが公開された。
メインビジュアルは、全体を黄色が覆い、破天荒な実話の力強さを表現した「世界をつかめ」のコピーと、エミリオ・ザクラヤが演じる主人公ジワ・ハジャビ aka Xater（カター）が不敵にほほ笑む表情が捉えられている。下部には、指揮者の父やピアノを弾く少年の姿、仲間と肩を組む青年時代、コワモテになった大人時代と、恋人やさまざまな人たちとの関わりの中で変貌を遂げていくXater（カター）のサクセスストーリーの一端が垣間見える場面写真が配されている。
「RHEINGOLD ラインゴールド」は、実在するドイツのラッパー＆音楽プロデューサーであるカターの半生を描き出した破天荒なサクセスストーリー。クルド系音楽家のもとに生まれたジワ・ハジャビは、パリに亡命し音楽教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚し貧困を味わう。ある日、街の不良たちにブチのめされ、やり返したい一心でボクシングを覚え、カター（Xatar：危険なヤツ）となったジワは、ドラッグの売人や用心棒などで金を稼ぐようになり、さらには、金塊強盗までしてしまう。世界的指名手配犯となり、逃亡中のシリアで拘束され、送還されたドイツの刑務所内でレコーディングした曲でデビュー。本物の“ギャングスタ・ラッパー”となり、音楽プロデューサーとして成功する。
監督は、「女は二度決断する」でゴールデングローブ賞外国語映画賞を獲得したほか、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンでも主要賞を獲得しているファティ・アキン監督。本国ドイツでは約1000万ドルの大ヒットとなった。主人公のジワ・ハジャビakaカターを演じるのは、日本でもNetflixなどで見られる「悪魔は私の大親友」でヒロインが恋する高校イチのモテ男を演じたエミリオ・サクラヤ。アイドル俳優的な評価だったサクラヤだが、本作をきっかけに大変貌を遂げている。また、セリフ監修としてカター本人が参加している。
【作品情報】
RHEINGOLD ラインゴールド
2024年3月29日（金）より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー
配給：ビターズ・エンド
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