「女性の裸をのぞき見たかった」 小型の望遠鏡を逆さにドアスコープからのぞき見の疑い 男を書類送検【長野・茅野市】

玄関のドアスコープから女性の裸をのぞき見た疑いなどで22歳の男が書類送検されました。小型の望遠鏡を使った悪質な手口で警察が注意を呼び掛けています。

本来、部屋の外からは見えない仕組みのドアスコープ…ですが、小型の望遠鏡を使うと。

■茅野警察署・松本徹 次長
「人が無防備な姿でいるところも全て見えている状態になっています」

県迷惑行為等防止条例違反の疑いで書類送検されたのは青森市の無職の男(22)です。
男は、2022年11月から去年7月まで、当時住んでいた茅野市内のアパートで別の部屋に住む女性の裸を玄関のドアポストから盗撮したり、ドアスコープ越しにのぞき見たりした疑いが持たれています。
被害に遭ったのは3人でいずれも20代の女性です。警察の調べに対し、「女性の裸をのぞき見たかった」と容疑を認めているということです。
犯行に使われたのは、市販されている小型の望遠鏡でした。

■茅野警察署・松本徹 次長
「本来の使い方ですと、この接眼部に目を当てて…なんですが、逆向きにします。
逆向きにして、接眼部をドアスコープ側として、これをのぞき見る」

改良を加えずとも、光の屈折により、外から室内をのぞき見ることができるといいます。
盗撮の手口は…

■茅野警察署・松本徹 次長
「充電ケーブルをつなげた状態で郵便ポストから携帯電話を差し入れて、中でぶら下げて室内を動画撮影する」

容疑者の男は、インターネットでのぞき見の手口を調べ、盗撮の方法は、自分の部屋で練習していたということです。被害を防止するには、どうすればいいのでしょうか。

■茅野警察署・松本徹 次長
「布とかカーテンとかやっていただいて、必要な時に開けて見るということもありだと思います」

市販のドアスコープカバーのほか、付箋などの紙を貼ることも有効です。ドアポストにも、目隠しを取り付けるなど、警察が被害の防止を呼び掛けています。

© 長野朝日放送株式会社