岡山県 能登被災地にDPAT派遣 17~25日、精神科医ら4人

岡山県庁

 岡山県は12日、能登半島地震の被災者の精神面をケアする県の「災害派遣精神医療チーム(DPAT)」を現地に派遣すると発表した。県精神科医療センター(岡山市)の精神科医、看護師ら4人のチームで、17~25日の予定で活動する。

 DPATは災害派遣医療チーム「DMAT」の精神科版。2011年の東日本大震災をきっかけに国が編成を促し、全国の自治体で設置が進んだ。県内では、国や県の専門的な研修を受けた医療従事者ら約40人が登録している。

 今回の派遣は厚生労働省からの要請を受けた対応。石川県内では12日現在、全国の約30チームが避難所を巡回するなどしており、岡山県の4人は石川県庁のDPAT本部で巡回先の調整などを行う。岡山県のDPAT派遣は18年の西日本豪雨以来。

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