靖国神社の参拝計画は行政文書 陸自幹部ら、組織性調査

 陸上自衛隊幹部ら数十人が靖国神社に集団参拝していた問題で、防衛省は12日、陸自の担当部署が作成した参拝の実施計画は行政文書だったと明らかにした。集団参拝は組織的に計画された公務に該当する可能性がある。同省の事務次官通達は、宗教の礼拝所を部隊で参拝することを禁じており、計画内容や参拝実態を詳しく調べる。

 茂木陽報道官は12日の記者会見で、実施計画が、陸自航空事故調査委員会による安全祈願に関するもので「行政文書として作成され、保存されているのを確認した」と説明。作成時期や計画内容は「今回の調査対象であり、現段階では差し控える」とした。

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