高校バレーV 就実選手ら快挙報告 山陽新聞社を訪問

2大会ぶり5度目の日本一を報告する就実の西畑美希監督(左端)と選手たち=山陽新聞社

 バレーボールの全日本高校選手権の女子で、2大会ぶり5度目の優勝を飾った就実の選手たちが12日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、快挙を報告した。

 西畑美希監督とリベロの井上凜香主将ら選手7人が訪問。松田正己社長と越宗孝昌相談役が「思いのこもったプレーに県民は元気をもらった。本当におめでとう」と花束を手渡して祝福した。

 3連覇が懸かった前回大会は新型コロナウイルスの陽性者が出たとして欠場を余儀なくされた。西畑監督は「去年のメンバーの分まで戦うという強い思いと、多くの方の支えで結果を残せた」と述べた。

 10大会連続47度目出場の就実は伝統の堅守と高い攻撃力で強豪を次々撃破。ノーシードから全6試合で1セットも失わない盤石の戦いで頂点に立った。井上主将は「守備など自分たちが大切にしてきたことをやりきろうという意識でチームがまとまった。落ち着いて戦えた」と振り返った。

 新チームは既に始動しており、最優秀選手賞に輝いた2年生エース福村心優美選手は「先輩たちに恥じない努力を重ね、連覇を目指す」と決意を語った。

 一行はこの日、県庁と岡山市役所も訪れた。

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