デジタル通貨でまたミス 誤って167人に権利付与 茨城・守谷市

守谷市役所=同市大柏

茨城県守谷市のデジタル地域通貨「Morin(モリン)」事業で、市は12日、デジタル商品券購入の権利がない144件、167人に誤って権利を付与するミスがあったと発表した。商品券は3000円で1万円分のポイントが購入できる仕組み。市はシステム不具合の可能性があるとみて、原因を調べている。

誤って付与した権利のうち、3000円を支払って商品券を既に購入していたのは94件、110人分、未購入だったのが50件、57人分。市は商品券購入者のうち、ポイントを利用したケースは市への返金を要請し、利用していない場合は市が3000円を返金する。商品券の未購入者には購入しないように通知した。

同事業を巡っては昨年12月、購入の権利があるのに権利が付与されない事案が168件、238人分判明。原因を調査している中で今回新たにミスが判明した。

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