台湾野球殿堂に近藤兵太郎 統治時、嘉義農林で甲子園準優勝

近藤兵太郎(台湾棒球名人堂提供、共同)

 【台北共同】台湾の野球界で活躍した人を顕彰する台湾棒球名人堂(野球殿堂)に日本統治時代、嘉義農林学校を1931年の全国中等学校優勝大会で準優勝に導いた近藤兵太郎が入った。同名人堂協会が12日に発表した。

 松山市出身の近藤は野球部監督として、夏の甲子園大会初出場の同校を決勝へ進出させた。その話を基にした映画「KANO」は2014年に台湾でも大ヒット。審査員投票では満票で選ばれた。協会は「今年は甲子園球場開場100周年。この特別な年に近藤が台湾棒球名人堂入りしたことは名人堂の国際化にとって意義が大きい」とした。

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