栃木SC新シーズン始動 30選手勢ぞろいで初練習に汗

ランニングで汗を流す栃木SCの選手=河内総合運動公園多目的運動広場

 サッカーJ2栃木SCは12日、宇都宮市の河内総合運動公園多目的運動広場で今年初となる全体練習を行い、田中誠(たなかまこと)新監督のもと新加入12人を含む全30選手が汗を流した。

 新たに就任した坂本裕史(さかもとひろふみ)フィジカルコーチが中心となって指導。練習は午前10時過ぎに始まり、選手は体幹を鍛えるメニューやランニングをした後、パスやドリブルなど7種目の動きを連続して行うサーキットトレーニングで心肺機能や足腰を鍛えた。

 栃木SCの下部組織、U-18から昇格したMF揚石琉生(あげいしるい)=那須塩原市出身、作新学院高3年=は「強度の高い練習ができた。プロととしてやっていく不安もあるが、自分の強みを見せていきたい」と決意を語り、J1G大阪から期限付き移籍で加入したFW南野遥海(みなみのはるみ)は「体はキレている。チームに貢献できるようにトレーニングを続けていく」と引き締めた。

 Jリーグクラブを初めて指揮する田中監督は「既存の選手が明るく盛り上げてくれて自分もやりやすい。新加入選手も多いので、チームが目指すものや感覚を合わせながら成長していきたい」と話した。

 チームは13日に宇都宮市の宇都宮二荒山神社で必勝を祈願し、14日は同市内で新体制発表記者会見を行う。

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