【2024年】スズキ 新型ワゴンRの価格や燃費、内装などを解説

スズキ 新型ワゴンRは2017年に発売された軽自動車です。新型ワゴンRは実用性と利便性に優れており、軽自動車のなかでも人気の高い車種です。そんな新型ワゴンRの価格や燃費、内装などをカーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説します。

新型ワゴンRのおすすめポイント

・視界がよく、小回りが利くので、狭い道でも運転しやすい

・マイルドハイブリッド搭載車の燃費は、2WDで25.2km/Lと優れている

新型ワゴンRのレビュー・評価

5段階採点の解説

外観(エクステリア)

全高は1,650mmと軽自動車の中では高い方なので、存在感があります。フロントマスクも大きく、力強い印象です。スライドドアはありませんが、ドアは大きく開くので、乗り降りがしやすいです。

内装(インテリア)

インパネなど内装の質感は十分です。後席の頭上や足元の空間は広々としており、大人4人がゆったりと座ることができます。また、収納スペースもたくさんあるので、便利に使えます。

走行性能

ノーマルエンジンは、軽快な走りを求めるユーザーには物足りないかもしれませんが、背の高い軽自動車としては十分な動力性能を持っています。

ターボエンジンは、力強い加速とスポーティな走りを楽しめるのが魅力です。

運転のしやすさ

水平基調のボディは視界が良く、ボディの四隅が分かりやすく、狭い道でも運転しやすいです。14インチタイヤ装着車は、最小回転半径が4.4mと小さいため、小回りが利き、狭い場所での取り回しがしやすいです。

乗り心地

乗り心地は全高を1,600〜1,700mmに設定した軽自動車の平均水準ですが、低速域では少し粗めです。上下に揺すられる印象も伴います。

価格の割安度

新型ワゴンRは広々とした室内空間や自由自在にシートをアレンジできるなど、さまざまな魅力を備えています。その価格は、さまざまなグレードにおいて、お手頃に設定されています。

総合評価の解説

総合評価の5段階採点:4点

軽自動車の人気車種は、全高が1,700mmを超えるスライドドアのスーパーハイトワゴンですが、すべてのユーザーがこれらの機能を必要としているわけではありません。全高が1,600〜1,700mmに設定されたスライドドアのないハイトワゴンも、軽自動車の中心的な存在です。新型ワゴンRは、その代表的な車種です。

軽自動車を買うなら、まず新型ワゴンRやホンダ 新型N-WGN、日産 新型デイズなどのハイトワゴンを検討するのがおすすめです。それでも広さや乗降性に不満があるなら、スーパーハイトワゴンを検討するとよいでしょう。

新型ワゴンRは、ハイトワゴンの中でも使い勝手が優れています。後席は前後にスライドして、背もたれを前に倒すと座面も連動して下がるため、平らで広い荷室をつくることができます。また、シートアレンジはすべて左右独立式なので、使い勝手はスーパーハイトワゴン並みです。

新型ワゴンRは、見た目は地味ですが、軽自動車のニーズをバランス良く満たす車です。価格もリーズナブルなので、多くの人におすすめです。

新型ワゴンRの基本スペック・価格表

軽自動車の人気車種は、背の高い車種です。その先駆けがスズキの新型ワゴンRです。新型ワゴンRは1993年に発売され、ムーヴなどの類似車種を生み出しました。

現行新型ワゴンRは2017年に発売され、標準ボディ、カスタムZ、スティングレーの3種類のボディがあります。エンジンは、直列3気筒660ccのノーマルタイプとターボです。

販売台数は、全高1700mmを超えるスライドドアのスペーシアに比べて少ないですが、それでも軽自動車では中堅水準です。車内が広いのに、マイルドハイブリッドを搭載したハイブリッドFX-Sの価格が146万3,000円、さらに機能が充実するカスタムZハイブリッドZXが155万1,000円と割安なため、人気があります。

また、スライドドアを装着する新型ワゴンRスマイルも販売されています。全高は新型ワゴンRと同程度ですが、スライドドアを装着することで乗降性が向上しています。

新型ワゴンRのボディサイズ

新型ワゴンRの燃費

マイルドハイブリッド搭載のノーマルエンジン車は、WLTCモード燃費が25.2km/Lと優れています。天井の高い軽自動車としては、トップクラスの燃費性能です。

新型ワゴンRの発売日と納期の目安

販売店によると「新型ワゴンRの納期は1.5〜3か月」で、小型/普通車に比べて納車が早い傾向にあります。注意したいのはフルモデルチェンジの時期です。

現行型の発売は2017年なので、2024〜2025年にはフルモデルチェンジが実施される可能性があります。

最近の売れ行き&人気度

今は、スズキのスペーシアというスーパーハイトワゴンが人気で、新型ワゴンRは以前ほど売れていません。

しかし1,700mm以下のハイトワゴンの中では、売れ行きが好調な部類に入ります。

新型ワゴンRのリセールバリュー

リセールバリューの5段階採点:2点

新型ワゴンRは、発売から7年が経過し、販売台数の多い軽自動車なので、中古車市場にたくさん出回っています。そのため、中古車価格は高まりにくい傾向にあります。そうなると、リセールバリューも下がりやすいです。

そのため、新型ワゴンRを購入するならオプションのサービス装着などを交渉して、車自体の魅力を高めると良いでしょう。そして購入後はなるべく長く使うのがトクする秘訣です。

新型ワゴンRのおすすめグレード

カスタムZ

おすすめグレード:カスタムZハイブリッドZX(155万1000円/2WD)

新型ワゴンRを購入する際におすすめのグレードは、カスタムZハイブリッドZX(155万1000円/2WD)です。

カスタムZハイブリッドZXは、標準ボディのハイブリッドFX-Sに、LEDヘッドランプ、エアロ形状のバンパーやエアロパーツ、アルミホイール、スタビライザー(ボディの傾き方を制御する足まわりのパーツ)など、ニーズの高い16万円相当の装備が追加されました。

それでもカスタムZハイブリッドZXの価格の上乗せは標準ボディのハイブリッドFX-Sに比べて8万8000円高です。新型ワゴンR カスタムZハイブリッドZXは、数ある軽自動車の中でも、特にお手頃な車種になります。

新型ワゴンRのライバル比較

新型N-WGN, 新型デイズ
新型N-WGN, 新型デイズ

新型ワゴンRのライバル車として、ホンダ 新型N-WGNと日産 新型デイズが有力です。

N-WGNは、新型ワゴンRよりも新しい設計で、安全装備や運転支援機能が充実しています。また、荷室の床が低く、上下2段にレイアウトできるため、荷物の積み下ろしがしやすいです。

新型ワゴンRは、N-WGNよりも収納設備が充実しており、シートアレンジも多彩です。また、燃費性能もN-WGNを上回ります。

デイズは、衝突被害軽減ブレーキが2台先を走る車両を検知するなど、安全装備や運転支援機能を充実させました。また、実用装備も充実しています。

このように、新型ワゴンRは、実用性と装備の充実度で注目される車種です。

新型ワゴンRのカラーバリエーション

デニムブルーメタリック

FX

HYBRID FX-S

カスタムZ HYBRID ZX

カスタムZ HYBRID ZT

スティングレー HYBRID T

新型ワゴンRを販売店で試乗するときのポイント

新型ワゴンRを購入する際には、まず乗り心地やパワーのチェックが重要です。

路面の荒れた街中を時速40km以下で走り、乗り心地に粗さや突き上げ感がないかを確認しましょう。登り坂に差し掛かったら、パワー不足やエンジン音の粗さがないかをチェックします。

また、新型ワゴンRのメリットとしては、優れた視界による運転のしやすさ、荷室の多彩なアレンジ、助手席の下に装着された大きな収納設備の使い勝手などが挙げられます。

これらのメリットについても、試乗の際に確かめておくと良いでしょう。

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【筆者:渡辺 陽一郎】

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