全県実施の学力テスト 問題の一部、授業で事前使用 茨城・常陸太田の中学校

常陸太田市役所=同市金井町

茨城県内全ての公立小中学校で11、12日の2日間実施された「学力診断テスト」で、同県常陸太田市は12日、同市立中1校の1年生の授業で事前に英語の問題1問を使用していたと発表した。過去の問題と誤認したのが原因で、同校はこの問題を除いて採点する。

同テストは県教委と県教育研究会が共催して毎年度実施しており、小学4~6年と中学1、2年が対象。市教委によると、同校は9日、同テストに備えた1年生の英語の授業で、過去問題を指導する際、担当教諭が問題用紙を取り違え、今回のテストの1問をコピーして配布、生徒はその場で解答した。用紙は全て回収した。10日に同テスト準備の確認の中で判明した。

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