大和の繭玉団子飾り、華やかに 14日まで郷土民家園で再現

再現された華やかな繭玉団子飾り=大和市郷土民家園

 かつて養蚕が盛んだった神奈川県大和市内で小正月の行事だった繭玉団子飾りが、市郷土民家園(同市上草柳)で再現されている。入場無料で14日まで。

 この飾りは、市内でも昭和初期まで盛んだった養蚕農家が、きれいな繭が取れるよう願った風習。小正月に各戸で米粉をこねて作った団子などを枝に刺し、石臼の穴に挿して立てる。

 園内に2棟復元された江戸期の農家の床の間や神棚の前に大小の飾りが供えられている。繭玉は赤く着色されたものもあり、華やかさを醸し出している。

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