坂田利夫さん追悼特番で西川きよし・ヘレン、間寛平らが思い出を語り合う

MBSでは1月14日に、2023年12月29日に82歳で逝去した坂田利夫さんの追悼特別特番「坂田利夫さん追悼特番 天国の坂田さんに あ~りが~とさ~ん!」(午後2:30、関西ローカル)を放送。坂田さんと親交の深かった、西川きよし、西川ヘレン、間寛平、大木ひびき、月亭八光が思い出を語り合う。

坂田さんは、1941年に大阪市で生まれ、64年にオーディションを経て、吉本新喜劇に入団。喜劇役者の道を歩み始めた。67年には、故・前田五郎さんと漫才コンビ・コメディNo.1を結成。数々の賞を受賞した。「アホの坂田」の愛称で親しまれ、舞台やテレビなどを中心に幅広く活躍してきた坂田さんをしのび、貴重な映像と懐かしい思い出のエピソードを交えて、在りし日を振り返る。

きよしとヘレンは、デビュー当時、坂田さんと一緒に暮らしていた。4畳半の部屋に1枚の布団を横に敷き、川の字になって寝ていたという。ヘレンが作ったおそろいのペンダントを、坂田さんは肌身離さず持っていた。永遠に続く3人の友情の証なのだ。

また、「お前ら、付き合ってんのちゃうか?」と芸人仲間から勘繰られるほど、しょっちゅう会っていたという大木ひびき。「週5日は一緒に飲んだり遊んだり」とうれしそうに話す。また、間は、坂田さんのお見舞いに頻繁に出向き、最期を看取った。数ある坂田さんの持ちギャグから「もらおうと思っている」ものがあるという。引き継がれるギャグに、ヘレンは「喜ぶかもしれんね」と感慨深げだ。

懐かしい思い出話は、尽きることがない。通夜、告別式では「♪アホ、アホ、アホの坂田♪」のメロディーがずっと流れていたとのこと。番組も湿っぽくはならず、きよしは「アホの坂田として笑ってもらって、これからも坂田利夫を忘れないでいてください」と思いを伝えている。

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