市制70周年記念、植村花菜さんオリジナル曲制作へ 「川西のここが好き」募集 「皆さんと一緒につくりたい」  

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 8月1日に迎える川西市制70周年を記念し、同市出身のシンガー・ソングライター植村花菜さん(41)が市民らの思い出などを盛り込んだオリジナルソングを制作する。8月の記念コンサートで披露される予定で、「皆さんに親しんで口ずさんでいただける楽曲ができるよう誠心誠意頑張ります」とメッセージを寄せている。

 植村さんは2005年にメジャーデビュー。故郷の祖母との日々をつづった「トイレの神様」が10年の日本レコード大賞で優秀作品賞と作詩賞を受賞し、同年のNHK紅白歌合戦にも出場した。翌年には市民文化賞も受賞。現在は米・ニューヨークを拠点に活動している。

 オリジナルソングの取り組みは、市制70周年記念事業の一環として若手の市職員らのプロジェクトチームが22年11月から企画を進めてきた。昨年8月、植村さんに「何年たっても市民の心に残る歌をつくってほしい」と打診すると、快く引き受けてもらえたという。

 市は「川西のこんなところが好き」をテーマに、2月22日まで市民らにエピソードを募り、それを基に植村さんが作詞作曲する。植村さんは「大好きな故郷、川西市のオリジナルソングを市民の皆さんと一緒に制作させていただけること、今からとても楽しみです」としている。

 応募者の中から抽選で70人に、記念コンサートの招待券や植村さんのサイン入り歌詞カードなどをプレゼントする。申し込みは市ホームページの応募フォームやQRコードから。

 市制70周年記念事業事務局TEL072.740.2034 (浮田志保)

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