来週中にも譲渡契約 洞峰公園 茨城県とつくば市

茨城県が同県つくば市に無償譲渡する方針の洞峰公園(同市二の宮)について、大井川和彦知事は12日の定例記者会見で、来週中にも同市と譲渡契約を結ぶことを明らかにした。契約を経て、実際の所有権移転は2月1日となる見通し。

洞峰公園を巡っては、パークPFI制度を活用した県の整備計画に市が反対したため、県は公園の無償譲渡を提案し、市が受け入れる考えを示していた。2023年9月、県議会の「県有施設・県出資団体等調査特別委員会」が譲渡を妥当と判断。同12月には県議会、つくば市議会でそれぞれ都市公園条例の一部改正案を可決した。

市は今後、有料施設の利用料金や公園の運営方針に関する議論を進める。2月をめどに、市や県、有識者、市民、公園利用者など、約20人で構成する協議会を設置する方針だ。

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