スコッティキャメロン「ファントム」新プロトタイプパターがお披露目

新たなスコッティキャメロン「ファントム」のプロトタイプ(提供:PGATOUR/スコッティキャメロン)

PGAツアーの2024年初戦「ザ・セントリー」で、キャメロン・ヤングが実戦デビューさせた新しいスコッティキャメロン「T-5ツアーオンリー プロトタイプパター」は、22年リリースの一般販売モデル「ファントムX パター」と見た目がかなり異なっていた。その時点では単なる一点物か、大きく変更を施した新モデルなのかは不明だったが、答えは後者であることが明らかとなった。

キャメロン・ヤングが「ザ・セントリー」で投入したT-5 ツアーオンリープロトタイプ(提供:GolfWRX)

マウイ島からオアフ島に場所を移して行われる「ソニーオープンinハワイ」の開催コース・ワイアラエCCで、スコッティキャメロンは新しい「ファントム」マレットパターを正式にお披露目し、そのデザインがヤングのパターに似通っていたのである。

スコッティ・キャメロンが自身のインスタグラムに投稿した画像はT-5(ヤング使用モデル)、T-5.5、T-7、T-7.5の4モデル。

ソールから見た新ファントム(提供:PGATOUR/スコッティキャメロン)

ワイアラエCCで撮影された、これらの画像から判断すると、T-5とT-7はダブルベンドホーゼルのモデル、T-5.5とT-7.5はショートスラントネックのモデルとなっているようだ。また、ヤングのために組まれた長めのナックルネックホーゼルが搭載されたモデルは、同CCで選手に提供されているコアとなる4モデルに入っておらず、その点では一点物と言える。

さらに24年モデルの新ファントムには、クラウンのサイトラインが何通りか用意されている模様。投稿された写真からも判別できるように、T-5及びT-5.5モデルのアライメントラインは3ドットになっているが、T-7モデルは3本線(トップラインに短い1本線、そして後部へ伸びる角に沿ってボールに対して構える際の補助となる長い白線が2本)で、T-7.5モデルはトップラインに独特な矢印が施されつつ、後方へ長い2本の白線が配されている。

22年モデルと24年モデルの最も顕著な違いは、クラウン両側に導入された、より角度のついた形状であり、アドレスでボールに対して視覚的に構え易くする役割がありそう。これ以外に、テクノロジーや素材に関する違いがあるのかどうかは明らかになっていない。

現時点で明らかになった情報はインスタグラムの投稿写真のみ。我々はより詳細な情報や、選手によるテスト情報やフィードバックなどが得られ次第、レポートを随時更新する予定にしている。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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