長崎・諫早のNPO法人 被災地の要請、受け支援物資を募集

支援物資を届けた草野理事長(左)と避難住民ら=5日、石川県、小間生公民館(有明支縁会提供)

 長崎県諫早市のNPO法人「有明支縁会」は能登半島地震被災地の要請を受け、水や食料などの支援物資を募っている。
 同会は5日、陸路で石川県入り。飲食物などを志賀町のボランティアや、約50人が身を寄せていた能登町立小間生公民館に届けた。小間生地区は孤立状態が続き、避難住民は野菜を持ち寄って何とか食いつないでいる状況だったという。今後、同会の資金だけでは物資調達が難しいため協力を求めることにした。
 募っているのは住民の要望が多かった水やレトルト食品、缶詰のほか、紙皿、紙コップ、割りばし、介護用おむつ、大人用尿取りパッド、高齢者用下着など。損壊家屋の応急処置用のブルーシートは「サイズなどが統一している方が作業がしやすい」との現地の専門業者の声を踏まえ、同会が調達する。そのための資金も呼びかけている。
 草野紀視子理事長は「息の長い支援活動が必要。集まった物資は、会が配布まで責任を持って対応する」と話している。
 物資の送り先は〒854-0054、諫早市小ケ倉町51、長崎国際ゴルフ倶楽部気付 草野理事長宛て。送料は寄付者負担。持参も可。問い合わせはメール(info@tasukeaitai.org)で。

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