新チーム始動 昨季19位から巻き返しへ 栃木SC

サッカー元日本代表のDF、田中誠さんを新監督に迎えたJ2、栃木SCは12日、宇都宮市で今シーズン初めての全体練習を行い、開幕に向け始動しました。

クラブハウスがある河内総合運動公園陸上競技場で行われた初練習には、選手30人全員が参加しました。Jリーグのトップチームで初めて指揮を取る田中監督の1年目のスタートは穏やかな天候に恵まれ、選手は、ランニングやステップの練習のほかボールを使ったサーキットトレーニングで1時間半ほど汗を流しました。

今シーズン、チームは、昨シーズンの夏にJ1の京都からレンタルで加入したナイジェリア人フォワードのイスマイラを完全移籍で獲得。また高卒1年目の年代ながら、レンタル先のJ3宮崎で全試合に出場し10得点をマークしたフォワードの南野遥海がJ1のガンバ大阪から育成型期限付き移籍で加わるなど12人が新戦力となっています。

昨シーズンは、22チーム中19位とリーグ終盤まで残留を争いました。失点数は47でリーグ7位ながらゴールは39で19位と得点力不足に苦しみました。田中監督は堅守速攻をベースに得点力アップを掲げていて順位は過去最高の9位以内を目標にしています。

J2の開幕は来月23日で、チームは今月末から県外でキャンプを行い、新たな指揮官のもと巻き返しを狙います。

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